4月 10

写真と投資信託の共通点(多機能すぎると逆効果な理由)

多機能、平均化するということ:

 

最近、クラッシックなフィルムカメラで撮影したあと、

 

デジカメで撮影すると

どうも平均化された絵作りになっていることに気がついた。

 

デジタル処理された絵作りに文句はないが、

平均化されていて、どこかつまらないのだ。

 

 

なぜつまらない絵なのか?

その理由がしばらくの間、

わからなかった。

 

 

デジタルで自動修正され、平均化された絵は

記録としては完璧だが、

「取って出し」だけではアートワークになりにくい。

 

つまり、

写真に主張がないのだ。

だからデジカメには、

多種多様なエフェクトが用意されている。

 

しかし、

こういうエフェクトを多用すると、

もはやスマホと変わらない。

 

筆と絵具をカメラとレンズに変えて撮る写真がアートワークだ。

 

既製の一般的なエフェクトをかけても

それは、アーティストの作品ではない。

 

(Nikon F3  Nikkor 50mm f1.8)

 

 

万人受けする特徴:

 

さて、

最近のデジカメのオート機能はスゴくて、

まず撮影で失敗することはない。

 

 

だれが見てもそれなりに良い写真になる。

 

 

その特徴のひとつが

画面全体を細分割してチップで露出計算する方法だ。

(測光方法の説明はニコンのHPに→ https://goo.gl/4HcnEC

 

このコンピューター制御はすばらしい。

失敗がなく、万人受けする。

 

 

では、アーティストはどうするかというと

単体の露出計と自分のカンを使う。

(そもそもフィルム時代はボラを使わないかぎり、結果がすぐにはわからなかった)

 

 

写真がデジタルになって、

今は、単体の露出計は必須ではなくなったかもしれない。

 

 

ここでやっと私は気がついた。

 

コンピュータで平均化された

露出ではなく主張がある露出にしたいなら、

 

ニコンF3のようなスポット測光に近い

中央部重点測光で主張したいポイントを計測するほうが

良いことに今更ながら気がついた。

 

 

それだけデジカメの

オートで平均化された測光に慣れてしまっていたので、

ついアナログの感覚を忘れていた。

 

(Nikon F3  Nikkor 50mm F1.8)

 

平均化された投資と特化した投資の違い:

 

これを株式投資に例えるなら、

 

個別銘柄が狭い範囲のスポット測光。

 

成長株やリート、業種に特化した

投資信託やファンドが中央部重点測光。

 

そして、

債券や株、リート等

数多くの銘柄を取り入れて

平均化したものがマルチパターン測光だ。

 

狙いが当たったときのリターンが

大きいのはどれかすぐにわかるだろう。

 

逆に失敗リスクが少ないのはどれかも一目瞭然だ。

 

多機能になればなるほど、

多くの情報を取り込めば取り込む程、

平均化されていくのは

投資においても同じなのだ。

 

 

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