はじめに
ビジネスでも個人でも
一人で出来ることには限りがある。
では、2人以上の関係を築き上げるときに重要なものは
いったい何なのか?
それは「信頼」である。
実はビジネスでも個人でも信頼を築く方法はたったひとつしかない。
それは、相手と築き上げたの関係の数と時間の長さだ。
信頼は、一朝一夕に築きあげることはできないのだ。
信頼と契約
信頼関係とは、共に仕事をした数、時間、
分かち合った愛情や悲しみ、
喜び、悔しさ、
助けたり、助けられたり、
共有した時間と感情全てが信頼の糧となる。
私は日本人の信頼を大切にする気持ちが大好きである。
海外でビジネス交渉を行うとすぐわかるが、
日本では西洋式契約ベースの社会とは違った絆を感じるのだ。
モーゼの十戒や聖書を例にすれば、
日本人の信仰とは違った「契約」という概念を
欧米で感じ取ることができるだろう。
では、もしこの関係にヒビが入ってしまう事件が起きたらどうだろう?
関係を再構築するにはゼロから構築するよりはるかに時間がかかる。
そこで、多くの宗教では「赦し」ということを教えている。
契約では「赦し」ではなく、
契約違反=ペナルティとしてしまうケースが多い。
だから契約の世界では、
契約書に記載されるターミネーションとサバイバル、
ペナルティが重要項目となるのだ。
「契約」と「信頼」は大きく違う
「契約」と「信頼」の一番の違いは、
破綻したとき、トラブルになったときのことまで
事前に織り込んでいるか否かの違いだと考えることができる。
そういう意味では、
西洋のように結婚する際にも
細かく項目を決めて契約するという行為は、
初めからトラブルを織り込んでいると言える。
そこが双方にとってフェアでありドライでもある。
だから、時間をかけずに合意事項だけで
契約が成立できるメリットがある。
一方、
信頼を築いていく行為は、破綻やトラブル、裏切りを前提としていない。
相手に対する尊敬や愛情、
共感、
助け合いの気持ちを大切にして
時間をかけて積み上げていく。
だから、
絆として絶対的に強いのは「信頼」の方なのだ。
なぜ契約より信頼の方が強いのか?
ペナルティ項目を記載された「契約」は関係が破綻した時に
そのペナルティだけ支払えば良いことを双方あらかじめ合意している。
しかし、「信頼」はその合意がない。
当たり前の話だが、
双方が自分の意志で時間をかけて関係を構築してきたのだから、
破綻することなど初めから望んでいないし、想定もしていないのだ。
だから、もし大きなトラブルが襲ってきても、
それを双方で助け合って乗り越えることができる。
初めからトラブルを想定して、
双方が合意している契約関係というのは、
表面上は完璧に見えても
再構築する意思を鈍らせてしまう副作用があることを認識しておくべきなのだ。
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