2月 09

【シリコンバレー流 交渉術】人は自分に都合の良いことしか聞かない

悪魔のささやき

 

私がある企業の経営ブレーンとして仕事をしていた頃、

提携先企業の社長の側にいつも寄り添うコンサルタントがいた。

 

このコンサル、会社の利益に反することばかり発言するが、

社長の気持ちを読み取る術に長けていた。

 

会社の利益に反するその発言は、

実は社長が密かに

やってみたいと思っていたことだったのだ。

 

 

 

ジジ転がし

 

こうして、

この社長はコンサルのワナにまんまとハマってしまった。

 

通常以上にコンサルを優遇し、

会社のことを真剣に考えている社員を邪険に扱いはじめた。

 

人は自分に都合のよいことしか聞かない典型である。

ワンマン社長の会社によくあるケースだ。

 

悪魔のように心地よい呪文を耳元でささやかれると

ほとんどの人はコロっとやられてしまう。

 

これを我々は「ジジ転がし」と呼んでいた。

 

つまり、ジジ転がしに長けた人物は、

相手を利用するだけで本当に相手のことを考えてはいない。

 

自分の利益だけを奪い取れればそれで良いのである。

 

 

 

シリコンバレー流 人事術

 

本当に優秀な人物は

肯定も批判的意見も理論と数値で判断する。

 

決して好き嫌いで判断しない。

 

全ての判断基準は理論と数値だ!

 

理論と数値はウソをつかない、

理論や数値はゴマスリが苦手なのだ。

 

本当に優秀な人は、

悪魔が耳元で気持ちよい事を話せば、

まずはその言葉を疑ってかかるものだ。

 

逆に批判的な意見は理由を明確にさせ、

事実と照らし合わせてみる。

 

つまり、ジジ転がしの手口を知っているのだ。

 

感情で判断するとなぜか失敗が多くなる。

詐欺師の多くは感情に訴える手法を取っていることからも

それは明らかだ。

 

(一例として、あなたが後で後悔した買物の多くは感情で購入してしまったものではないだろうか?)

 

まとめ

 

では、どうすれば良いのか?

繰り返しになるが、

感情で判断することの反対のことをする。

 

つまり、理論で判断することだ。

理論を構成する要素には当然数値が入ってくる。

 

数値化された結果を求めるなら、

数値化された基準を元に判断する。

 

「楽しい、嬉しい」といった感情的な結果を求めるなら、

感情を基準に判断する。

 

数値化された結果を求めるのに、

「楽しい、嬉しい」を基準にすると

矛盾が生じて満足できない結果になってしまうのだ。

 

 

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