1月 24

【シリコンバレーの仕事術】なにもしないリスクとは?

決断できない社長の話

 

私がある企業の経営陣のひとりだったころ、

とにかく決断しない社長がいた。

 

 

我々経営スタッフは企業戦略として

新規事業のビジネスデベロップメントや

M&Aによるウィークポイントを

補強するプランを何度も作成した。

 

 

しかし、

その社長は自分の保身のため決断を避け、

リスクをとらず、

 

わずかなプラスで期が無事終われば

それが一番だと自分のことしか

考えていないことが次第にわかってきた。

 

なにもしないリスク

 

我々経営スタッフは、
会社の業績を上げることがミッションだ。

 

次第に決断できない社長との間にコンフリクトが起きてきた。

 

 

ビジネスの世界で何もしないことは、

最大のリスクだということを我々は知っている。

 

 

その雇われ社長は、

その事を知らないか、

知らないフリをしているので、

いくら「なにもしないリスク」を説明しても

理解できないようだった。

 

 

人も会社も活動しているかぎり、

いやおうなしに競争の世界に巻き込まれていく。

 

 

自分がなにもしなくても、

周囲と時間は勝手に進んでいく。

 

 

自分が殻に閉じこもっていても

その競争はなくならない。

 

そして、

気がつけば自分は取り残され、

お金やマーケット、顧客は奪われ、

関係者を不幸にしてしまう。

 

「なにもしないリスク」が現実化したとき

 

我々の再三の注意で

その社長も「なにもしなかったときのリスク」はわかっていたはずだが、

 

ひたすら目と耳を塞いで、

見えない、聞こえないフリをして

決断を先送りしてきた。

 

 

「なにもしなかったリスク」が現実のものとなって

彼を襲ってきたとき、

 

やっと重い腰を上げようとしたが、

もう手遅れだった。

 

 

いまさらリカバリーはできない。

 

 

そのことに気がついた彼は、

取り乱し、

 

「どうする?なんとかしろ!」と

人が変わったように騒ぎ出した。

 

 

決断すべきときに決断せず、

先送りすれば

その機会はもうもどってこないのだ。

 

 

そのときあった良いオファーも

なにもしなければ他のだれかが

ささっと奪い取っていく。

 

残念ながら、

その機会も戻ってこない。

 

 

「なにもしないリスク」とは、
成長を放棄し、いつまでも子供のままでいる
ピーターパンシンドロームに似ている。

 

いつまでも変わりない世界が続いてほしいと願っても

 

ビジネスの世界に

ネバーランドは存在しないのだ。

 

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